Personal story
與良だいちは、社会的に二度死んだ。

一度目は親の会社だった。期待に応えようとする想いとは裏腹に、新風を吹き込めきれなかった。リーマンショックの波にのまれ、売上の激減、相次ぐ社員の離職、残る多額の負債。全てを背負うプレッシャーに押しつぶされ、死すら過ぎり、志半ば退陣。
二度目は数年の時を経て起業した自社。内省し、新たな気持ちで取り組んだ事業は軌道に乗るが、大きなミスが與良を苦しめる。払拭を図ろうと躍起になるも、身体は悲鳴をあげ、限界に達した。ついには心も折れ事業譲渡。
誰とも会わない、外にも出ない、働くことすらもしない日々が続く。
復活のきっかけは、「ただ生きること」に専念した。自分の感情の変化を見過ごすのではなく、問いかけ、考え、癒し、嘆く。心が傷ついても頑張りすぎていた過去を認め、改めた。そして、與良の得意領域はゼロイチの新規事業開発ではなく、ダイヤの原石を発見し輝かせることだと気づく。やがて、多岐に渡る経験と幾多の挫折を経て出会ったのは、障がい者とともにつくる最高級な「しあわせなたまご」だった。
魂が震えた與良は決意する。「世界一のたまごブランドをつくる」その一心が今、着実に具現化されつつある。

Binding target 
・ミッション：障がい者や健常者という区別なく、誰もが個性や得意を生かして活躍できる社会を
・ビジョン：世界一の高級たまごブランドをつくる
・今後の目標：飲食店の価値向上ソリューション
　　　　　　　高級スイーツブランド
　　　　　　　宇都宮発たまごかけごはん専門店