Personal story

一人のカリスマよりも、みんなが変わるやり方、在り方を。

貿易関係の仕事で起業した父は、志半ばで他界。その2ヶ月前、業績不振の悩みを私に吐露してくれたことがありました。しかし、当時20代の私は何もできず、不慮の事故に遭い帰らぬ人に。このとき、父の助けになれたら結果は変わったかもしれません。
そんな父から就活の際に、「一生できる仕事のスキルを身につけた方がいい」と言われていた背景もあり、キャリアを積んでいました。商社勤務から始まり、営業、秘書、中国への輸出業務、部下育成を任された中間管理職など、男性社会に揉まれながら働いていたのです。
ある日、仕事に役立つかも、と思いコーチングを学び始めます。すると、成果が上がっただけでなく、私が理想としていた未来を具現化できたのです。
コーチングの手応えを感じたことで、実績を増やしていきます。お陰様で、多くの魅力的なエグゼクティブの方々とご縁をいただきます。特に、その方が関わるチーム全体をファシリテートすることに、やりがいを覚えました。互いに聴き合うことや目に見えるモノを活用したゲーム感覚で、一人ひとりの潜在意識に呼びかけつつ、組織としてのシナジー効果が出せると確信したのです。若い人よりも、分かり合える同世代と一緒に仕事がしたい──。そんな風に思っていただける方に貢献したい一心です。
30年以上前の私は無力でした。でも、今は未来を切り拓ける力が備わりました。
だから、やり遂げたいのです。これが一生かけてできる仕事だから。