Personal story
日本発のブランドを纏い、世界を変えてほしい。

社会人になるまでファッションに関心がなかった中村武雄は、当時勤めていた職場のお洒落な先輩の一言で人生が変わった。
「良い服着なよ」
その言葉に従い、人生で初めて洋服に10万円を投資する。そんな彼は、一張羅を着て出社した朝から、意識が劇的に変わった。歩き方や身の振り方、ひいては通勤中の景色すら見違えたような感覚を覚えたのである。自分自身の変化のみならず、仕事や他人からの評価も上がり、こだわりを持つようになった。
洋服に魅了されて以後、できるだけ良質なものを購入するだけではなく、アパレル業界にも転身。接客や仕入れ業務、また縁あってイタリア出張する機会にも恵まれた。
”好き”を追究し続けた結果、2006年に独立。既製品で十分だと思っていた過去の自分のような人に届けたい一心で、走り続けてきた。そして、独立から10年以上の時を経てオリジナルブランド『369Suits®︎（ミロクスーツ）』を展開。
スーツは、完成に至るまで様々な国が携わっている。生地はイタリアやイギリス、ボタンは東南アジア、工場は日本などだ。日本発のブランドである369Suits®︎は、世界中の職人たちの”氣”や”想い”が込められている。着る者が、氣を纏うスーツ。ビジネスパーソンの成功を願う中村は、今日も提案し続ける。