Personal story
タイルクラフトが人を惹きつける理由。

新卒で入社した会社は自主退職に追いやられ、次の就職先は倒産。バブルが弾けた直後の、不遇の時代を過ごしていました。それでも、得たものがあります。倒産した2社目は塗料メーカー。そこでカラーコーディネーターの資格を取得。活かせる仕事を探した中、辿り着いたのがタイルメーカーだったのです。タイル教室の講師を募集しており、先生業に密かな憧れを抱いていた私はすぐに応募。
採用されますが、指導者はいません。なぜなら、当時タイルクラフトの先生自体、世の中に誰もいなかったからなのです。需要があるのかどうか分からないままでしたが、独学で小物を作る修行の日々。その後、東急ハンズなどで教室を開催。カラーの知識も活かせ、教えることの楽しさを見出しました。
それから日本初のタイルクラフト作家として、気づけば2022年で25年。認定講師や門下生の総数も900人近くになりました。
絵が描けなくても、手先が器用でなくてもできるタイルクラフト。楽しめる層は、男女問わず子どもから大人まで。人数関係なく15分でも1時間でも、どんな尺でも対応できる上、実用性の高い作品を提供します。展示場やショールームでは、子ども以上に大人が夢中になることも。全国津々浦々、経験豊富な講師陣が、来場者やお客様を楽しませます。四半世紀も楽しめるタイルクラフトの良さを、伝えさせてください。