Personal story

どんな条件で選ぶのではなく、どんな自分で在りたいかを叶える。

4年働いたネイルサロンで上がった時給は、たったの100円。思い描いていたネイリストとしての働き方に絶望感を覚えつつも、私は辞められませんでした。オーナーからは気に入られる存在でしたが、待遇は悪く、不満は蓄積していくばかり。素直になれない、言えない自分を押し殺したまま。
ですが、いよいよ限界を迎えた私は2016年6月に退職の旨を伝えます。独立準備をしたのち、2017年1月に自宅兼ネイルサロンを開くことになります。ただ、当初独り立ちしたい欲はあまりなく、「ネイリストはもっと稼いでもいい存在ではないか」という強い想いがありました。稼ぎ方や働き方の選択肢を、自分で模索していったのです。しばらく経って、今のサロンオーナーと出会います。想いが共鳴し、共同事業者として参画を決意。経営者、そして利用者の一人でもある私にとっては大きな挑戦でした。その原動力は、多くのネイリストの悩みを早く解決したい一心です。この頃、すでに私は時給制の働き方から脱し、ネイル以外のサービスをお客様に提供できるようになり、さらに飛躍するイメージを抱けたのです。
美容業界全体が、低賃金で重労働の昨今。やり方を変えるのではなく、根本となる在り方を見直す必要があります。その中で、一人ひとりどんな働き方をしたいのか望みを実現させながら、幸福度を上げていきませんか？
お客様と、自分自身のためにも。