Personal story
消防士のままでは世界は広がらなかった。

幼い頃からプロ野球選手を目指していたが、現実を突きつけられ挫折。
その後の進路を考えた際、親に安心してもらえるよう、体力を活かせる消防士になった。
しかし自分の意思よりも親を尊重した手前、モチベーションは続かない。そんな中、後輩から声をかけられたことをきっかけに生命保険の営業マンとして活動を開始する。この業界を選んだのはシンプルに稼ぎたかったから。だが、過ごしていくうちに、お金以上の価値に気づき始めた。
昔から人との会話を好んでいた私は、あらゆる業界の人と繋がることで知見が広がり、人脈を得た。それは間違いなく営業マンという立場だからこそ。おかげで新しく出会うたびに、誰かの悩みや困りごとを解決できるようにもなり、月並みではあるが、誰かからの「ありがとう」が生きがいに。いつの日からか、天職だと感じる自分がいた。
やがて一社専属の保険業としてではなく、様々なコンテンツを扱うようにもなる。どんな仕事でも、やりがいがあってこそ生の充足感を得られる。私はそれがたまたま「営業」という職業だけのこと。
お客様や出会う人たちからよく言われる一言がある。
「営業って大変ですよね」
その問いに、決まってこう答えている。
「いえ、楽しくて仕方ないんです」と。
きっとこれからもずっと、そう答え続けるだろう。