Personal story

肩書きがある分だけ、失敗と挑戦を繰り返してきた。

中島専一が高校生のときに化学に興味を持ち、就職先も化学メーカーの技術職。理想とする働き方を実現させたのである。
彼が思う化学の面白さとは結果だけではなく、数多の失敗を繰り返し、成功させるまでの過程。仮に成功したとしても未知な部分が多く、解明自体も魅力だと感じていた。
順調にキャリアを積めると思った一方で、昇格試験は3年連続の不合格。その結果から、自分には存在意義があるのか疑問を抱くまでに。さらには地方勤務の辞令が下り、意気消沈。極め付けは9年寄り添った妻との離婚。気力も、食欲も、何もかもを失い、退職を余儀なくされる。
だが、会社を辞めたことで心が軽くなり、起業を決意。自分の適性を知るために、勉強会やセミナーを受講する日々。健康に関心を抱いた中島は、ダイエットコーチとして活動。しかし結果は伴わず、貯金を切り崩しながらの生活を強いられる。この頃、並行して投資やお金の勉強に対しても積極的だった。投資で騙され300万円を失う苦い経験もあったが、FPの資格も取得することに。
紆余曲折を経た彼は今、資産形成や投資、お金の専門家になった。こんな世の中だからこそ同志を募り、今からできることを仲間と共に伝えていきたい一心。
ただ、また失敗するかもしれない。たとえそうだとしても、成功させようという気持ちさえ失わなければ何度だって挑戦できることを、彼はよく知っている。